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酔拳
Drunken Master

監督/袁和平
出演/成龍 袁小田 黄正利
1978年度作品


 

ついに出ました、コメディ功夫の王道、あの名作「酔拳」であります。
ここでレビューしなくても、皆さんもうご存知かと思われますが、やはり功夫映画を取り上げている以上、避けて通れない作品なので、あえて紹介いたします(^^;;;
これを書いている私自身も、生まれて初めて見た功夫映画がこの作品であり、人生をすっかり功夫色に染められてしまいました。
この作品は、成龍(ジャッキー・チェン)が日本に初上陸した記念碑的な作品であり、香港においても、ずっとヒット作に恵まれなかった成龍がこの作品で一躍スターダムにのし上がったという名作。
香港、日本ともに大ヒットを記録し、後にこの作品の亜流作品が続々と作られた。
20年以上前に作られた作品なので、若干のチープさは感じられるが、今見ても十分に楽しめる。
この一作で成龍がブレイクしたというのもうなづける作品で、その魅力が凝縮されており、まさに「この作品を見ずして成龍を語るなかれ」と言っても過言ではないはず。



〈ストーリー〉
武道家、そして医者として高名な「黄麒英」の息子「黄飛鴻」(成龍)は、父親の人格者ぶりとは対照的に、町でたびたび問題を起こすボンクラ息子。
見るに見かねた麒英は、武術の鬼コーチとして悪名高い「蘇乞兒」に息子を預ける事にする。蘇乞兒に弟子入りしたものは、皆障害者同然となって帰ってくるといううわさを耳にした飛鴻は、恐れをなして夜逃げするのだった。

 黄飛鴻(成龍)

腹を減らした飛鴻は、食堂で食い逃げを働こうとするが、あえなく捕まってしまい店員たちにいたぶられる。がそのとき、グテングテンに酔いつぶれていた老人(袁小田:ユアン・シャオティエン)に助けられなんとか難を逃れるが、その老人こそが、あの蘇乞兒なのであった。それを知った飛鴻は一目散に逃げるが、相手は武術の達人、あっさりと捕まってしまい無理やり弟子入り、そして猛烈にしごかれるのであった。

 蘇乞兒(袁小田)

早々に根を上げた飛鴻は、やってられない!とばかりに蘇乞兒のもとから逃げ出す。なんとか逃げ切れたが家に帰るわけにも行かず、ブラブラしていたところに、「鉄心」(黄正利)という男に因縁をつけられ、コテンパンにのされた上に着ていた服まで燃やされ、あげくの果てにはその男の股をくぐらされる。人生始まって以来の屈辱を受けた飛鴻は、蘇乞兒のもとでマジメに修行する事を決意するのだった。

 殺し屋鉄心(黄正利)

来る日も来る日も厳しい鍛錬をこなす飛鴻は、自分が蘇乞兒に預けられたのは、ただただ父親が自分を戒めるためであると思い込んでいたが、実は秘伝中の秘伝である「酔八仙の拳(酔拳)」を体得させるために預けられた事を知る。 今までのつらい修行は全て酔八仙を使いこなすための鍛錬だったのだ。そして飛鴻はメキメキと酔拳の腕を上げていった。



そんなある日、蘇乞兒は1枚の手紙を残し飛鴻の前から姿を消す。手紙には「わしが教える事は全て教えた。家にお帰り。お前の身になにか起こった時は必ず現れるから。」と書かれていた。今となっては強い師弟愛を感じていた飛鴻は涙を流す。

その頃、父親の麒英が、かねてから確執のあった商売敵の「李」と土地争いでもめており、ついには李が麒英を消そうと、殺し屋を雇う。殺し屋の下におびき出された麒英は、強烈な一撃を食らい絶体絶命の危機に晒された。その時、帰ってきたばかりの飛鴻がその場に駆けつける。俺が来たからにはもう大丈夫、と強気に出るが、相手を見て驚く。その殺し屋こそ、以前、これ以上ない屈辱を味あわさせられた鉄心であった。





いやいや、何度見ても素晴らしい!!
今見ると、必ずしも成龍の功夫が特別キレるとは言い切れないが、やはりそのスター性という面では突出している。
特に修行シーンのアイデアの奇抜さは抜群で、それを見ているだけでも面白い。
功夫映画には修行シーンがあってこそ、という概念もこの作品が作り上げたものではないだろうか。
そして、やはりスポットをあてたくなるのが蘇乞兒役の袁小田。
鬼の師匠だがなぜか愛嬌たっぷりで、厳しい修行も袁小田が師匠なら楽しく見えてしまう。
よっぽどのはまり役だったらしく、袁小田の蘇乞兒を主役にした「南北酔拳」という作品も作られた。
とにかく、全てが奇跡的といっていいほどの名作!!
まだ見てない人(信じられないが)は絶対見るべし!!
何度も見たことがある人も、今一度絶対見るべし!!
 
 

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